Route 159


Aileronから約2年の時を経て、久しぶりに新フォントを公開しました。
その名もRoute 159、ドットコロンのサイト上で使用することを前提に新たに開発したサンセリフフォントです。
Webフォントとしての使用を前提にしているので、デザインもそれに合わせた調整を施しています。
元々VegurやAileronをその用途向けに開発したのですが、試しに適用してみたところいまいちピンとこなかったので、新規にイチから作成しました。

基本的な構成はFrutigerやMyriadに代表されるヒューマニストサンセリフです。前提条件からよく使われるであろう12〜16pt前後サイズでの視認性を確保するため、鋭角で交わる線を減らし小サイズ時に潰れにくいデザインにしています。また小文字の”g”は”q”や”9″との識別を考慮し2階建てのデザインを採用しています。スペーシングについても小サイズ時は字間が詰まり気味に見えるため、Regularウェイトを中心に若干広めに設定しています。
今回はWebフォントとしての使用を重視し、少しでも容量を削減するため合字やオルタネイト文字を省略していますが今後のアップデートで適宜増やしていければ思います。

収録している文字Aileronと同じ程度。ヨーロッパ圏はほぼカバーできていると思います。(が、自信が無いので不足等あればご指摘ください)
モチベーション次第ですが、今後ギリシャ文字やキリル文字にもチャレンジしていきたいと考えています。

Sample 03

基本はその昔クリスマスに試作品を公開したこちらのフォントが元になっています。さらに遡るとこちらの記事で紹介しているフォントが源流になりますが、まあ別物になってますね。
開発期間は大体2年ほどです。が、そのうち7割ぐらいはサボってた期間なので実作業時間は半年といったところでしょうか。Glyphsのおかげでだいぶ効率化されていると思います。(された分寝てるのと収録文字数が増えてきてるのとで公開ペースはむしろ下がっているのがアレですが)

Sample 01

ちなみに書体名の”Route 159″は、名前の通り国道159号線から拝借しました。地元石川県の中央辺りを南北に走る道路です。能登有料道路が全線無料化されたため利用する機会は少なくなりましたが、幼少時から何かと世話になった道路なので書体名に採用しました。
また、ドットコロンで最初に公開したVegur(アイスランド語で道の意)がわりとざっくりした意味合いの単語だったのに対して、年を経て多少は地に足のついたデザインにはできたかなと思えたので、同じ”道”でも明確な立ち位置を表すという意味を込めて固有名詞から名前を採りました。(読み方はいろいろ考えられますが私は「ルート イチゴーキュー」と呼んでいます)

また、バージョン表記についても今までの小数点以下の数字を止め、1.00スタートとしました。中身が変わるわけではありませんが、私なりの1歩前進を表したものです。

なお、このRoute 159からライセンスをSIL Open Font Licenseに切り替えました。販売が禁止になりますが、それ以外はこれまでとさほど変わりません。また、オリジナルファイルも今後GitHub上に公開予定ですので、中身が気になる方はそちらもどうぞ。(大したことしてないけど)

それでは、ぜひぜひDLしてみてください。
ご意見もお待ちしています。

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